保育園に落ちても大丈夫!在宅ワークでも利用できる幼保無償化サービスまとめ

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在宅ワークが理由で保育園や幼稚園の入園が不利になることがあります。しかし、保育園以外にも幼保無償化の対象になるサービスはたくさんあります。子どもとの時間も大切にしながらハンドメイド作家の夢を叶えたい方に。在宅ハンドメイド作家の私が実際に試してみた方法や、利用できたサービスについて詳しくお伝えします。

幼保無償化の対象となる主な施設・サービス

保育園や幼稚園に限らず、次のような施設やサービスも、無償化の対象となることがあります。

  • 認可外保育施設
    (例:東京都認証保育所、ベビーホテル、事業所内保育施設、院内保育施設、ベビーシッター など)
  • 一時預かり事業
  • 病児・病後児保育事業
  • ファミリー・サポート・センター事業
  • 企業主導型保育事業(標準的な利用料の場合)

私も実際に、認可外保育園や一時預かりを検討しましたが、こうしたサービスも無償化の対象になると知って、選択肢がぐっと広がりました。

在宅ワークで保育園に入れるために気を付けたことはこちらを参照。

在宅ハンドメイド作家でも保育園に入れる?申請時に必要な書類と準備のコツ~売上はゼロでも入園できる~

幼保無償化対象サービスを利用できる条件は?

無償化の対象となる条件は、子どもの年齢や家庭の状況によって異なります。

【対象年齢と補助額】

  • 3歳〜5歳児:どのご家庭でも 月額3万7,000円まで無償(認可外保育施設等の場合)
  • 0歳〜2歳児:住民税非課税世帯の場合、月額4万2,000円まで無償

【利用に必要な条件】

  • 保護者が「保育の必要性の認定」を受けていること
    (理由:就労・妊娠・出産・病気・介護・就学など)

在宅ワークの場合も、「就労」として認められれば対象になります
私も役所に相談し、開業届や売上実績を提出して「必要性あり」と認定してもらいました。

三か月に一度、必要な書類を揃えて役所に提出すると、保育料が返還されます。


在宅ハンドメイド作家でも使える!幼保無償化対象サービス一覧

サービス名利用できる人無償化対象ポイント
認可外保育園自営業・フリーランス・在宅ワーカー最大3.7万円補助自治体に「保育の必要性」の証明を要提出
企業主導型保育園自営業・在宅もOKの場合あり最大3.7万円補助園によって在宅可否が異なるので要確認
自治体の一時預かり保育在宅ワーカーも対象になる場合あり条件付きで無償化就労証明が必要。開業届と売上実績を準備
ベビーシッター利用支援事業地域によっては在宅も対象自治体による(補助額は異なる)ベビーシッター派遣事業がある自治体も

利用方法と手続きの流れ

サービスを利用するには、いくつかの手続きが必要になります。大まかな流れは次のとおりです。

① 「保育の必要性の認定」を受ける

まずは、就労や妊娠、介護など「保育が必要な理由」を市区町村に申請し、認定を受けます。
在宅ワーカーの場合は、開業届や事業内容がわかる資料を求められることが多いので、準備しておきましょう。

② サービスを利用する

料金は後から返還されるものなので、利用したら事業者に代金を支払います。

ベビーシッターや一時預かりなどを利用する場合に、「特定子ども・子育て支援提供証明書」を事業者に記入してもらいます。

このような既定の用紙が町にある場合もあれば、用意されていない場合もあります。

うちの町は用意されておらず「なんでもいい」と言われたので、他の町のHPから探してダウンロードしました。こちらをひと月に一枚記入してもらいます。

③ 利用料の支払いと給付金の請求

3ヶ月に一度、利用した施設の情報と金額の合計を計算し、このような用紙に記入して提出します。

この用紙は年度初めに、役所より一年分郵送されてきます。

【表】

【裏】

なお、月額上限を超えた分や、給食費・送迎費などは自己負担となりますので、利用前に費用の内訳をしっかり確認しておくと安心です。

これで数日後には、幼保無償化の範囲内の保育料が自分の口座に返還されます。

私が実際に利用した「無償化対象」のサービス

ベビーシッター(キッズライン)

キッズラインはベビーシッター派遣で有名な会社です。

過去には問題もありましたが、そのおかげもあり今はしっかりした研修を受けたシッターさんが多く在籍しています。

ちょっとお値段が高めですが、毎週定期予約にすると少し割引になります

キッズラインのシッターさんがすべて幼保無償化の対象というわけではなく、シッターさんが事業所登録している必要があります。

私は娘と相性の合うシッターさんが見つかったので、お願いして幼保無償化対象の事業所登録をしてもらいました。
シッターさんに月末に書類を書いてもらってそれを役所にもっていけば幼保無償化対象になります。

ベビーシッターのデメリット

キッズラインのシッターさんは料金が高めなのがデメリットでした。

また田舎なので、登録されているシッターさんが少ない、仕事がなく途中でやめてしまう方もいる、という問題もありました。

自治体の一時預かり(ファミサポ)

もうひとつ利用したのが、「自治体のファミリーサポート」。
自分が住んでいる地域と、仕事をしている地域のファミリーサポートが利用できます
私は在宅と言っても祖母の家をアトリエにしているため、祖母の家のある地域のファミリーサポートも利用できました。
きちんと研修を受けたサポーターさんが在籍してるので安心です。

地域にもよりますが低料金で、家まで来てくれたり、サポーターさんの家に預けたり、子育て支援センター内で遊んだりしてもらえます。

月末にファミリーサポートから書類を書いてもらい、役所に提出すると幼保無償化の対象になります。

ファミサポのデメリット

ファミサポのサポーターさんは低料金でボランティア精神の強いところもあり、高齢の方が多い印象でした。耳がすこし遠い方もいたので、一緒に外にお散歩に行ったりするのは心配がありました。

認定こども園の一時保育

私の住んでいる地域にはシュタイナー教育の認定こども園があり、その園に通っていない子どももあずかってくれる「一時保育」がありました。

一日4時間まで800円という低料金で、給食も別料金で食べることができ、とてもよい園でした。

一時保育のデメリット

しかし、人気がありすぎるため、一か月前に希望日を申請しても、その中の1日か2日しか通りませんでした。

また、ほどんどが入園前の3歳以下の子供たちだったため、遊びの内容が小さい子向けだったりして楽しくなかったようです。

認可外保育園(企業主導型保育園)

保育園に落ちたあと、必死で情報を集めて見つけたのが「企業主導型保育園」でした。

一見すると「会社勤めの人向け?」と思うかもしれませんが、実は自営業や在宅ワーカーでも利用できる園もあります

私が利用した園も、在宅で働く人の受け入れがあり、家庭的な雰囲気でとても安心して子どもを預けることができました。



保育園に落ちても諦めない!在宅ワークだからこそできる工夫

私自身、預け先が決まるまでの間はこんな工夫をしました

  • 制作時間を「早朝」や「夜」に確保
  • お昼寝時間に発送作業をまとめる
  • 子どもを遊ばせながらできる作業(アイロンがけ、タグ付けなど)を工夫する
  • 一時保育やファミサポを活用して制作日を決める

「無理せず」「できる範囲で」進めることも、在宅作家として長く続けるコツだと感じています。


在宅ハンドメイド作家でも幼保無償化は使える!

保育園に落ちたときは本当に落ち込みました。でも、そこで諦めずに動いたからこそ見つけられた選択肢もあります。

在宅だからといって「保育先がない」と決めつけず、住んでいる地域でだけでなく働いている地域の幼保無償化対象のサービスを探してみましょう。

わたしも役所に電話して、

「隣の市ではこんなサービスがあるそうですが、ここでは使えないんですか?」

と直談判したら、役所の人も知らなかっただけで使えるようになったこともありました。

私の経験が、同じように在宅で頑張るハンドメイド作家さんの参考になればうれしいです。

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