小さな子どもを育てながらの洗濯、本当に大変ですよね。
特に梅雨や雨の日は、干す場所に困ったり、乾かなかったり、気が滅入ってしまうことも。
私も以前は、赤ちゃんを抱えながらコインランドリーに通っていましたが、ついに衣類乾燥機を導入してから、洗濯のストレスが一気に減りました。
この記事では、実際に使ってわかった衣類乾燥機のリアルなメリットと、他の選択肢との比較を、ママ目線でわかりやすくご紹介します。
子連れでのコインランドリー通いは限界だった
娘が生まれてから、洗濯のたびに悩んでいたのが「どうやって乾かすか」という問題。
コインランドリーまで徒歩5分なのに、それがものすごく遠く感じました。
雨の日は傘を差しながら、赤ちゃんを抱っこして、洗濯かごを持って――この“3点持ち”は本当にしんどかったです。
しかも、うちの子はチャイルドシートが大嫌いで、車に乗せると号泣。
さらに、夫は「コインランドリーなんてもったいない」と言うタイプ…。
雨の日は心も洗濯物も乾かず、毎回涙目で乾燥待ちしていた私が、ついに「乾燥機を買う!」と決断した瞬間でした。
衣類乾燥機と除湿機、エアコン、浴室乾燥機と電気代を比較
乾燥機を検討し始める
そうは言っても電気の衣類乾燥機は電気代が高いイメージがありました。
私の母が同じように私が赤ちゃんの時に衣類乾燥機を買ったそうですが、電気代は高いし洗濯ものはシワクチャになってしまって、結局使わなくなったという話を聞いていました。
また、コインランドリーにある乾燥機はガスなので30分くらいで乾きますが、電気だと2~4時間はかかると聞いていました。
ガスの乾燥機は早いそうですが、うちはアパートなので配管が通せず、ガスの乾燥機は物理的に無理です。
電気式衣類乾燥機って高い?電気代は?
実はお得だった乾燥機の電気代
私はメルカリで、20年物のPanasonic製電気式衣類乾燥機を14,000円で購入しました。最初は「電気代が高いのでは?」と心配でしたが、比較してみると意外な結果に。
電気代 | 乾燥にかかる時間 | |
ドラム式洗濯乾燥機 (ヒートポンプ式) | ~25円 | 2.5~3時間 |
コンプレッサー式除湿機 | 25.1円 | 3時間49分 |
エアコン | 33円 | 2時間46分 |
ガス式衣類乾燥機(かんたくん) | 50~80円 | 52分 |
衣類乾燥機 | 62.5円 | 2時間29分 |
縦型洗濯乾燥機(乾燥の時) | 86円 | 3時間 |
浴室乾燥機 | 134円 | 4時間 |
コインランドリー | 300円 | 30分 |
こうして見ると、電気式衣類乾燥機はコスパも悪くないどころか、日々のストレスを考えたら圧倒的にコスパ◎。
除湿機は選び方が難しい
除湿機のメリット
- 手ごろな値段で購入できる。
- 使わないときは仕舞っておける。
除湿機のデメリット
- エアコンのドライ+扇風機と大差ない
- コンプレッサー式、デシカント式などいろいろあり、電気代が安いものを選ぼうとすると本体代が高くなる。
- 除湿するときに熱を発生するので部屋が暑くなる(デシカント式)
- どの季節に使うかで向いている機種が違う
- ハンガーやピンチに干す手間がかかる。
- ひとつの部屋が半日以上使えないことになる。
エアコンの除湿は一人暮らしなら◎
エアコンの除湿をつけながら扇風機を回すなどしても洗濯物を乾かすことができますよね。
除湿のメリット
- 特別なものを買わなくても、今あるもので代用できる。
- エアコンの除湿は電気代が18.6円とお高めですが、除湿機能は除湿機の4倍以上。
除湿のデメリット
- ジトっとした感じや臭いが残る。
- 除湿機と同じで、ハンガーやピンチに干す手間がかかる。
- ひとつの部屋が半日以上使えないことになる。
一人暮らしなどで洗濯物が少ない場合はいいかもしれませんね。
衣類乾燥機は主婦のおこずかいでも買える?
私がおすすめの電気式衣類乾燥機です。
家電の中で一番大好きです(笑)
衣類乾燥機(電気式)のメリット
- 設置も特別な工事は必要なし♡
専用の台が売っていますが、なくても問題はありません。
私は置く場所がなかったので、自分台をDIYしました。DIYした記事はこちら - 新品の衣類乾燥機6キロなら約6万円くらい。中古なら3万円くらいでも。
主婦のおこずかいでもがんばれば買える金額!? - 洗濯機とは別なのですぐに2回目の洗濯が回せる
- 洗濯物を放り込むだけで、2~3時間後にはふんわり♡
- 柔軟剤なしでもタオルもふわふわ♡
衣類乾燥機(電気式)のデメリット
- 洗濯機から乾燥機に移動させる手間があるので、その時間には出かけられない。
- アース端子がある部屋が安心。
できればアース端子付きコンセントがあるとよいですが、うちはないので落雷防止のコンセントタップを使っています。 - 靴下などのポリウレタン入りのものは縮む。
(子供用の靴下などは大きめを購入しています。)
縦型洗濯乾燥機はあまり情報がない
最近は縦型洗濯機にも乾燥機能がついているものがあります。
縦型洗濯乾燥機のメリット
- 縦型なので洗浄力がある。
- 大体の家庭に設置できる大きさ
縦型洗濯乾燥機のデメリット
- 縦型洗濯機の乾燥機はヒーター式なので、衣類が縮む。
- 乾燥機能を使うとしわくちゃになる
- 洗濯容量より乾燥容量の方が少ないので一度洗濯物を出して仕分ける必要がある。
ドラム式洗濯乾燥機は衣類が縮まないが本体が高い
ドラム式洗濯乾燥機にはヒートポンプ式とヒーター式があり、ヒートポンプ式を選ぶと電気代も安く、衣類も縮みません。
電気代はヒートポンプ式が38円、ヒーター式が50円ほどとなっていました。
ドラム式は見た目もよく人気ですが、デメリットも結構あるようです。
ドラム式のメリット
- 見た目が良い。
- 洗濯物の出し入れが楽。
- 水道代が節約できる。
ドラム式のデメリット
- 大きくて、搬入・設置ができない。できても脱衣所が狭くなる、洗濯機のドアを開けるスペースが必要。
- 本体の値段が高い。(15万~)
- お手入れがめんどくさい。(ドブ臭にまみれる・・・というレビューも)
- 途中で洗濯物を追加できない機種もある。
- たたき洗いで繊維がつぶれ、タオルがゴワゴワに。
- 汚れが落ち切れておらず、黒ずみ、悪臭がする。
- 洗濯容量より乾燥容量の方が少ない場合、一度出して、量を調整する必要がある。
うちは電気式衣類乾燥機を購入して1年後、乾燥機がこわれてPanasonicの修理業者さんを呼んだのですが、(2002年ごろ)Panasonicさんも「ドラム式は汚れは落ちない」と断言しておられました。「ドラム式は、『洗濯物は汚れていない』を前提にして作られている」ので、あまり汚れない都会暮らしの方にはよいのかも・・・
浴室乾燥機は後付け可能
浴室乾燥機の電気代はサイトによって異なるのですが、120円から~200円となっていました。
うちはアパートだし後から付けることはできないと思い込んで全く選択肢になかったのですが、換気扇がついているユニットバスなら、後付けすることも可能だそうです。
今ついている換気扇を外し、浴室乾燥を取り付けるのに3~6万円、洗濯を干すポールを取り付けるために補強するのに1万円ほどだそうです。
浴室乾燥機のメリット
洗濯を干すだけでなく、入浴時に室内を温かくできたり、逆に夏場は涼しくすることもできる。
浴室乾燥機のデメリット
- 洗濯物を干すスペースが限られている
- 洗濯を干しているときはお風呂に入れない
- たくさん干すと乾きにくくなる。
コインランドリーは雨の日に行くのが大変
コインランドリーのメリット
- 購入するものはない
- 30分ほどで乾燥できる
コインランドリーデメリット
- 雨の日に出かける必要がある
- 1回に300円ほどかかるので、他の乾燥手段に比べて割り高。
- 人の家の洗剤や柔軟剤の香りが移る。
- 混んでいるときは待たないといけない。
ガス式乾燥機(かんたくん)は工事が必要
最初私が欲しかったのはこちらのガス式の乾燥機です。
かんたくんの本体は容量によりますが、6~17万、ガスの設置工事が5~15万となっています。
他にもガス管の延長2500~3000円、ガス栓の増設5000~10000円、排湿用の壁面穴あけ5000~8000円が追加費用になることがあります。
うちのアパートは洗面所に窓がないため、「排湿用の工事ができないだろうな」、と思い諦めました。
かんたくんは直接雨風が当たらなければ野外でも設置可能だそうです。
設置スペースは上に4.5cm、左右4.5cmの余裕が必要です。
ガス代は最近高騰しているので変わっているかもしれませんが、
5kgのかんたくん52分運転で、都市ガスだと約52円、プロパンだと約80円。
(電気式だと同じ容量で87円となっていました)
こちらも電気式と同じで、洗濯機とは別なのですぐに2回目の洗濯が回せます。
逆に、洗濯機から乾燥機に移動させる手間があるので、その時間に家にいなければいけません。
乾燥機がくれた、ちょっとした「心の余裕」
赤ちゃんとの生活は、ただでさえ目まぐるしくて、気づけば一日が終わっています。
そんな中で「洗濯物どうしよう…」というストレスが減るだけで、心にも時間にも余裕が生まれました。
今では、「乾燥機を買って本当に良かった」と心から思います。
もし今、毎日の洗濯に悩んでいるママがいたら。
少し無理してでも、自分のために“乾燥機”を選んであげてほしいと思います。
それはきっと、自分と家族を大切にする第一歩になるからです。
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