最近の入学・卒業式は大きなコサージュよりも、きらりとシンプルなブローチが選ばれるようです。作り方も簡単で、たくさんの人が探しているパールのブローチの作り方とおすすめの接着剤をご紹介します。
パールブローチ作成に必要な材料と道具

材料
- パールビーズ(6mmサイズ以上がおすすめ)
- ブローチ台(30mm)
- テグス(2号)
- 接着剤
道具
- ハサミ
- 付箋(ブローチを安定させるための台)
- つまようじ
私がおすすめなのは「パーツクラブ」というお店です。アクセサリーつくりに必要なものがすべて揃います。オンラインショップもあります。
パーツクラブにはサークルのブローチ金具が30mmと40mmと45mmの3種類あります。

30mmは普段使いやお出かけ、40mmはフォーマル用におすすめです。
パールブローチ作成におすすめの接着剤
ブローチ作りにぴったりのE6000

パールとブローチの金具を接着できる接着剤はいくつかありますが、私のおすすめはE6000です。
アメリカの商品でネットやメルカリなどのフリマサイトで購入できます。
容量はいろいろ選べますが、まずは少ないものを購入してお試ししてみましょう。
E6000がおすすめな理由
- 粘度があるので仮止めしやすく、またすぐに乾燥するわけではないので後から微調整できるところがとても使いやすい。
- 使いかけが残ってもちゃんとキャップをしていれば、瞬間接着剤のように固まってしまうことが少ない。
- 24時間で固まりますが、固めのゴムのような感じで弾力性のある仕上がりになり、柔軟性があるので取れにくい。
瞬間接着剤や2液混合の接着剤
瞬間接着剤や2液混合の接着剤も金属を接着できます。
しかし、パールがコロッと取れてしまったり、パールについてしまった部分が白っぽくなったり黄色くなったりするものがありました。
最初の頃「すぐ取れてしまった」とクレームになったことがあったので、新しいものと交換しました。
瞬間接着剤や2液混合の接着剤を使ってみるときはすぐ取れたりしないか注意しましょう。
パールブローチの作り方
1. テグスでビーズを通す
パールにテグスを通していきます。台座とのバランスを見ながら、何個にするか決めます。
穴のないパールを使用するときは3に移ってください。
2. ビーズを固定する
すべてのビーズを通し終えたら、テグスをしっかり結びます。
このとき、「緩まないようにする」のがポイントです。パールにテグスを二重に通し、目立たないところに結び目を作るといいです。
3. ブローチの台座に貼り付ける

接着剤で台座に固定します。
まず、ブローチの台座を平らに固定します。ブローチの針の部分が高さがありガタガタしてしまうので、その段差にぴったりの高さのものがあるとよいです。
私は付箋をちょうどよい高さの台にしています。
E6000をパール1粒分別の紙などに出します。つまようじで台座に塗り広げ、パールを固定していきます。
E6000は粘度があり、程よく固定してくれながらもすぐには固まらないので、全体を見ながら位置を調整することができます。
その後、完全に乾燥するまで24時間乾かします。
入学式・卒業式にパールのブローチがおすすめな理由
上品でフォーマルな印象を演出してくれるパール
パールは格式のある宝石でありながら、控えめで柔らかな輝きが魅力です。入学式のように厳かな雰囲気が求められる場面でも、華美になりすぎず品のある装いを演出してくれます。なかでもパールのブローチはフォーマルなスーツやワンピースに自然に馴染み、全体のコーディネートを上品に引き締めてくれる心強いアイテムです。
季節感とお祝いの気持ちをさりげなく表現
春の入学式には、桜や可憐なお花をモチーフにしたパールブローチがとても人気です。こうしたデザインは、季節感をさりげなく取り入れるだけでなく、お子さまの新たな一歩を祝福する温かい気持ちを表現してくれます。
顔まわりや胸元に華やかさをプラス
シンプルなスーツやワンピースにパールブローチをひとつ添えるだけで、顔まわりや胸元にふんわりとした華やかさが生まれます。特に写真撮影の際には、顔まわりが明るく映える効果もあり、思い出に残る一枚をより美しく彩ってくれるでしょう。
幅広いシーンで活躍する実用性の高さ
パールブローチは入学式だけでなく、卒業式や七五三、ご結婚式など、さまざまなフォーマルシーンでご活用いただけます。一つ持っていると多くの場面に対応できるため、長くご愛用いただける実用的なアクセサリーです。
ハンドメイド販売初心者にパールのブローチがおすすめな理由
初心者でも取り組みやすい
パールのブローチは、シンプルで高級感もあるのに、初心者でも簡単に作れます。
ダイニングテーブルでも製作できるので広い場所も必要ないし、道具や材料もそんなに高価なものは必要ないので、初心者でも始めやすいです。
販売しやすいアイテム
卒業式や入学式、冠婚葬祭で使いたいお客さんは「シンプルだけどきらりと光るもの」、「ちょっといいもの」を探しています。
そのため、ちょっと高めの値段設定でも購入されやすい傾向があります。
また、売れる時期が決まっているため、在庫などの対策がしやすいです。
個性をプラスして、ほかの作品と差別化する
色違いで楽しむ
白いパールだけでなく、他のカラーも作ってみましょう。
みんなと同じものではつまらない、というお客様向けに個性を出せます。
飾りビーズを追加
一部にキラキラのストーンやや花形ビーズを加えると華やかさがアップし、他の作品と差別化できます。
天然の淡水パールを使う
天然の淡水パールやあこやパールを使えば、こだわりがあるお客様に選ばれます。
材料代が高くなっても、その分高く販売することができます。
実際私も「本物のあこやパール」を使ったブローチを販売していましたが、3月・4月には売り切れてしまうほどでした。
完成品を販売する際のポイント
1. 写真撮影は丁寧に
完成品は自然光で撮影すると美しく見えます。
晴れた日に電気を消し、レースのカーテンだけの部屋で撮ります。
背景にはシンプルな布を敷いたり木目調のトレーに乗せます。
ドライフラワーが映り込むようにするなどして世界観を表現するようにしましょう。
スマホカメラの「絞り」の機能を使ったり、撮った後背景を「ぼかす」機能を使うのも素敵ですね。
2. ターゲット層を意識した説明文を書く。
卒業式や入学式シーズンで使えるアクセサリーを探しているお客様のことを考えて、説明文を書いてみましょう。
「特別な日の装いにぴったり」「さりげなく華やかです」等の言葉を入れて、「私の求めていたものだ!」と思ってもらえるようにします。
また、サイズ感がわかりやすいように服に付けた画像もあると親切ですね。
まとめ
パールのブローチ作りは初心者でも簡単で楽しいハンドメイド作品です。この記事で紹介した手順やポイントを参考に、自分だけのオリジナル作品をぜひ作ってみてください。そして、その作品が誰かの特別な日に彩りを加えることになれば、とても素敵ですよね!
私は子育てしながらハンドメイドで月商20万円を達成しました。
こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。
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